浮遊する受付カウンターとツートンカラーの空間

約4m×3mの小さなツートンカラーの空間にある長さ3mの無人カウンター。
このカウンターには支える脚をなくし、床から浮遊させました。

浮遊する受付カウンター

目に見えるモノと見えないモノ、通信という世界の中では両者の区別なく、にもかかわらず、それぞれに存在価値があります。
浮遊させたカウンターで目に見える物質の重量を無視し、ツートンカラーで空間のかたちを無視し、本来あるべき姿を解体することで、違った存在価値を見いだそうとしました。

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  ツートンカラーのエントランスホール

ひとすじの光源から出る2本のひかり

浮遊したカウンター上面のライン状から出たひかりは、ツートンカラーの空間に2本のひかりを映し出し、カウンター自身の存在価値を、己の身体と空間に植え付けます。

切り文字の社名

厚さ1cmのステンレスを切り出し、光源の上に並べました。
真下から光を当てることで文字をはっきりと読み取らせる行為を阻害し、
ステンレス素材そのものの存在感を優位に立たせました。